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「英語ができない人」ほど話せるようになる秘訣

[caption id="attachment_32" align="alignnone" width="640"] skeeze / Pixabay[/caption]

文法や読解、単語の暗記中心という英語教育にはどうも違和感を覚えます。 最近は少しずつ変わってきているのだと思いますが、僕が学校で英語を勉強していたときはそうでした。極め付けは当時通っていた予備校の授業です。関係代名詞が~接続詞が~などど言って、英文に ( ), [ ], < > などをつけ出すんです。

例えば { I bought this book [which ......            ]} みたいな。

もう英文読解というより暗号読解ですよね。こんな方法に嫌気がさして、何のために英語を学んでるのか分からなくなった時期がありました。僕は英語を話せるようになりたかったのに、こんな方法では一向に話せるようになりません。最近は東京の駅などでも外国の方を見かける機会が増えましたね。切符の買い方や乗り換えで困っている人に、英語で案内をすることができたらどんなにいいか、そう思ったことが何度もありました。

英語を話せるようになったいまでは、自信もつき臆せず話しかけられるようになりました。 以前、来た電車には乗らずにホームで待ってる外国人の方を見かけました。どの電車に乗ればいいのか分からないのでは、と思い声をかけたところ、「××駅に行きたいから次の各停の電車を待ってるんだ!あれは快速だから止まらないでしょ。」と返され、びっくりしたこともあります笑。

 

「英語ができない人」ほど話せるようになる秘訣

さて本題の「英語ができない人」ほど話せるようになる、について書いていきたいと思います。英語が話せない理由はいくつかあると思います。

・そもそも英語を知らない ・話そうと思っても単語が思い出せない ・相手が何を言っているのか聞き取れないため何て返したらいいのか分からない ・正しい文法で話せる自信がない

などでしょうか。 今回は主に上二つの部分について書いていきたいです。 英語ができないというのを、単純に「日本の英語のテストで良い点が取れない」ということに定義しておきます。英語ができる人は難しい単語をスペルまで正しく暗記していたり、関係詞のthatが~というような知識を持っているのだと思います。

しかしこういった暗記や知識は、喋る上ではあまり役に立ちません。 英単語を和訳との一対一対応で覚えていても、実際に喋ってみると意外と忘れていることが多いと思います。単語帳を使って和訳を一生懸命覚えても、覚えているのは「ここらへんのページの上から2番目の単語で、上の単語は◯◯!」だけというように。

そういった覚え方では、実際に話すレベルではあまり役に立ちません。

では、どうやって英語の単語を覚えていけばいいのか。

僕の考えでは日本語とリンクさせないで、絵やイメージとリンクさせて覚えることが大切です。昔、appleりんごappleりんごとひたすら声に出して覚えるという方法をすすめられたことがありますが、いまとなっては本当に自分にはあっていない勉強法だったと思います。

日本語においても、絵やイメージと言葉がリンクしているように思います。 絵から単語が思い出される、逆に単語を見ればイメージが思い浮かぶ。そのようにして覚えたものというのは、和訳で覚えたものよりもずっと忘れにくいです。

僕も新しい言語を勉強しようと思ったら、まずはそういったイメージから入ります。 新しく学び始める言語を通して今後も説明していきたいと思います。

なぜ「英語ができない人」ほど話せるようになるのかというと、変に難しい単語などを和訳で覚えていない、そもそも和訳を覚えることに慣れていないので、こういったイメージと結びつける方法にスムーズに移行できるからです。

逆に英語ができる人がダメなのかといえばそうではなく、すでに和訳で覚えているものを上手くイメージに変換することができれば、いままで覚えたことも無駄にはなりません。

僕もどちらかといえば、後者のタイプでした。そこまで英語ができたわけではないですが、和訳を暗記することに染まっていました。昔の自分に言ってあげたいくらいです。喋れるようになるためには、いまの勉強法を早く止めなさいと。