50円プロブロガーこういう依頼だったら受けた気がする-はてなプロにした今だから考える
今日やっと、はてなプロに移行することができました!
いままでの格闘記はこちら
それはおいといて、いまはてなで話題の50円で1日売ります問題について、少し考えてみたいと思います。はてなブログ"プロ"に登録することができたということで、"プロ"ブロガーと名乗る人が関わっている今回の件に関して、何らかの繋がりがあるように感じてしまいます。(ただ"プロ"という単語が被っているだけです)
はてブやまとめ見て素直に思ったことは主に3つ。
"依頼者への対応に良い印象は持てない"
"依頼内容にある程度の条件はつけといた方がよかったと思う”
"プロブロガーは依頼者に何を求めているのかよく分からない"
さらに言うと、依頼人の方の方がプロらしい気さえしました。
この件のまとめや違法性についてはSHIJINさんのブログでまとめてありましたので、こちらを参考にしてください。
依頼人への対応に良い印象が持てない
依頼人の方とプロブロガーの方の間で様々やりとりがあったようですが、プロの対応ではないなーと思ってしまいました。
詳しい対応はtogetterに載っております。
さすがに50円で働かせて労働をさせることが良いことだとは思いませんが、
あなたがぼくの身になったらどう感じるのですか?それは嬉しいですか。
何でもするって言いましたけど、その言葉をそのまま受け取る人の知性にぼくは疑問を感じます。
相手の気持ちを考える想像力を。
というような言葉使いには、良い印象は持てませんでした。SHIZINさんは50円で働かせることの違法性について書かれていましたが、ここではそのようなことは書かずにあくまで一個人の意見として思ったことを書きたいと思います。
予防線は張っておくべきだった
やはり1日を50円で売ることになったときに、最低限のルールとかは買いておくべきだったでしょうね。プロブロガー的には"本当になんでもいいです!"という部分を強調して注目を集めたかったのかもしれませんが...
さすがに「警備員がたくさんいる大使館に無理やり侵入して!」みたいなお縄になりそうなことはできません。刑務所の中じゃブログ記事は書けませんからね。ホリエモンのようには更新し続けられません笑
とか、笑いが取れる感じで注意書きがあるとよかったのかも。僕のセンスなので面白くなかったらごめんなさい。
いったい買い手に何を求めてるのかよく分からない
裸で踊れと言われれば裸で踊りましょう。笑
とプロブロガーは書いているのですが、これはあくまで盛り上げるための言葉のあやなのでしょうか。 さすがにこれは犯罪にならない範囲ではOKだと僕は思ったのですが、間違いなのでしょうか。
今回の50円を払って代わりに日雇いバイトをしてもらう件に関してですが、プロブロガーは何が嫌だったのか明確に示していないような気がします。
個人的には、「依頼内容が面白くなかったこと」に不満があったのではないかと予想しています。
これが
「死ぬまでに一度は経験してみたいライブスタッフの日雇いアルバイトがあるのですが、どうも私には時間がありません。代わりにライブスタッフをやってもらって、その様子をリアリティあふれる記事にしてもらえませんか?日当は今後の活動日に当ててください。」
とかだったら、大丈夫でしたよねきっと。働いてもらうけれど日当はプロブロガーのものパターン。
さらに
「私はお酒(特にビール)が大好きなのですが、最近は生活に余裕がなくて飲みに行けません。私には50円しかありませんが、お酒をおごってもらえませんか?ちょうど先日、ビールの新商品発売イベントの単発スタッフ募集の案内を見つけました。こちらで1日働いていただいてから、稼いだお金をビールとつまみを買ってきてください!宅飲みをしましょう!」
これもきっとOKだと思います。働いてもらって日当はシェアするパターン。
また
「ちょっと前に海外の貧しい国の子供達を紹介しているコマーシャルを見ました。今まで知らなかった事実を目の当たりにし、悲しい気持ちで胸がいっぱいです。できれば募金をして少しでも彼らの力になれたらと思ったのですが、いまは就活中で出費も多いために募金をする余裕がありません。そこで私の代わりに、募金を集めるボランティアに参加をして、さらに日当を全て募金していただけませんか。よろしくお願いします。」
OKしそうですよね。働いてもらうけれど、日当は依頼者のものでもプロブロガーのものでもないパターン。
ここまでくれば
「引きこもりのニートです。そろそろこのままじゃやばいと思って、仕事を探しています。しかし長らく人と関わっていなかったせいか、単発のアルバイトの応募にも気が引けてしまいます。そこで、私と一緒にティッシュ配りのアルバイトに参加してはもらえないでしょうか。経済的に余裕がある状況ではないので、プロブロガーさんの日当も譲っていただけると嬉しいです。」
これも大丈夫だと思います。働いてもらって日当もあげるパターン。
最初からこういう面白い依頼を期待していたのでしょうが、現実はそうもいかないってことですね(上で紹介したものは記事にしたらある程度は面白いのかなと思っています)。
今回の件でいうと、「ただ働かされてお金も取られる」というように捉えられてストーリーが感じられなかったのでしょうか。
ちなみに依頼主の方は、家が全焼してしまって生活に大変困っているとtwitter上で話題になっていた方らしいです。一部ではtwitterをやるための携帯の充電やお金はどうしてるんだというツッコミもあり、存在そのものを疑っている人もいたそうです。
ということだったら
・送金ではなく手渡しでお金を渡すようにして、依頼主の存在を確認する。
・「お金に本当に困っている人がいるので代わりに働いて力になる」というストーリーにする。
などと、目くじらをたてなくてもよさそうな選択肢はあったように思います。この辺がプロブロガーの腕の見せ所だったのではないでしょうか。
ストーリー性を求めるならそう書いた方がわかりやすいし、「依頼主とプロブロガーの間のやりとりはDMやメッセンジャーで直接行い流出厳禁!事前にバレてしまうと記事として面白くないため」とかにした方がよかったのかもしれませんね。
と、このようなことを騒動中に思っていました。もうちょっと準備をしてから売った方がよかったのでは&炎上させる必要もなかったのでは、という意見でした。
ちなみに依頼人が代替案として提示したものがこちら
プロブロガーさん1日50円の件、他の何でもするを提供して欲しいとの事なので
・アリを一匹白く塗って1日追跡する
・自動販売機を彼女にして1日過ごす
・渋谷の信号機の数を数えてそれぞれに名前 をつける
を一旦お願いしてみました。
それぞれレポートもつけて貰いたいです。
どれも面白そうですよね。アリのものに関してはモラル的にどうかと思う部分もありますが。。。こっちの方が依頼人としてはプロっぽいですね。
(ちなみに僕は1日50円で自分を売りたいわけではありません)